ページ 6 /12
バッテリーにニッケルタブをスポット溶接します。
バッテリーにリード線を半田付けしてはいけない理由はご存知の通り、電池の内圧や温度が上がった場合ガスを放出したり、電流を遮断するための安全弁が仕込まれているからです。安全弁については多数の特許が出願されており、プラスチックやゴム製部品を採用もあり様々です。安全にかかわる微妙な部品なのでここは慎重を期すべきでしょう。
電気抵抗を考慮すると銅を使いたいところですが、電気を流し発熱で金属を溶かすスポット溶接では、銅の溶接は困難です。抵抗も少なく溶接しやすいのがニッケルです。 (単位や温度など説明は省きますので比較の数値としてみてください)
溶接方法は簡単で、溶接したい電池の電極の上にニッケル板を重ね、その上から、スポット溶接機の電極を2本押し付けた状態で溶接電流を流します。一瞬で溶接されます。
① バッテリー本体をしっかりグリップしておくこと。 ② ショートしては困るところは、養生テープで保護しておくこと。 ③ 溶接するニッケル板はテープで仮止めしておくことです。
②は慣れてくると省略しがちですが、思わぬところでバッテリーのショートを引き起こします。パチくらいで済めばいいのですが、最悪、ニッケル板が真っ赤になり危険です。
Google
(3)