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FT-817ND内蔵リチウムイオン電池の開発


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保護基板取扱の注意とリセットについて

 






バッテリー保護基板の接続と起動

保護基板をバッテリーに接続する際の誤配線は保護基板にとって致命的です。

(1) 
リチウムイオン電池3S用保護基板

 と言いながらも 実はバッテリーの+-極性を間違って接続したとたん、基板上のチップ抵抗が発熱し、あわてて半田を外したこともありました。基板は生きていました。(^^♪) 

リチウムイオン電池3S用保護基板(裏面)
 基板から、バッテリーの接続点までのリード線は、予め長さを測って準備しておきます。
リチウムイオン電池3S用保護基板取扱説明書

 保護基板に、コネクターからのリード線の(赤+)を基板表面の P+ に、リード線の(黒-)を基板表面のP- に接続します。
基板裏面の B+ はバッテリーパックの+極へ、B-はバッテリーパックのー極に接続します。B1,B2は左の図を参考にしてください。(図クリックで拡大します)

バッテリー保護基板PCB-Li3A4について

サイズ:L50mm xW10mmx H3.0mm  重量:5.6g
対応:リチウムイオン電池・ポリマー電池x直列3セル(最大電流4.0A)
過充電禁止機能:4.35V +/-0.025V(セル)以上で充電停止
過放電禁止機能:2.4V+/-0.080V(セル)以下で放電停止
過電流検出保護機能:15±2A
最大継続放電電流:4.0A
ショート防止機能:ショート時には放電停止
保護回路抵抗:<=50mΩ
許容使用温度:-40℃~+85℃
推奨保管温度:-40℃~+125℃ 
RoHS:対応
入手先URL:http://www.batteryspace.jp

 ※基板は温度ヒューズは実装されていないので別に接続する必要があります。

※ここで紹介している保護基板は、バッテリースペース社(BS)が販売している品です。この後のページで使用しているのはショップ6052JPで扱っているものです。配線上の違いは端子名称だけですので

BS社表記➡6502表記 B1➡V1 B2➡V2 
と読み替えてください。 

【再度注意】バッテリー極性は思い込みから間違いやすいので、接続前に必ずテスターで確認してください。

基板側の半田付けを先行し、バッテリー側は、後から、B-,B2,B1,B+を接続します。この時点で、コネクタへの出力は、出ていないと思います。それは、基板が出力をカットしている状態だからです。心配いりません。


リチウムイオン電池3S用保護基板を電池に実装

【リセット】

出力端子P+とP-(コネクタ端)に、安全のため1kΩ程度の抵抗を直列に接続して12Vの電圧を加えてください。充電動作をかけることで、基板は保護状態をリセットし、バッテリーからの出力が現れます。このことは基板添付の説明書にも書かれていません。

 
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【Tips】
 小型であることと同時に、移動運用で使用するバッテリーである事から堅牢な電源に仕上げることにも留意しています。