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アンテナ・リグ パッチボードの制作


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 アンテナ・リグ切替パッチボードを作ってみました。(Jan.2018)

 






リグ4台、アンテナ4台を切り替えるRFパッチボードを作る (2)

Antenna Rig Patch

【 完成したAnt-Rig Patch Board 】

 中央の穴は、取り付けのために設けてあります。ケースは回転可能な状態で1本の木ネジで固定されます。ケースの蓋は裏側からネジで固定されるために、文字ネジの取り付けにはちょっとした工夫が必要です。この穴は、スクリュードライバーを差し込み、ケース内部にある木ネジの頭を回すためのものです。固定後はプラグで塞ぎます。

RG58Uに圧着BNCコネクタ

【 取り付けるまでケース内にネジが落ちないように 】

 木ネジの頭は養生テープで巻いて抜け止めを作ります。取り付け後はつぶれるため取り除く必要はありません。

RFpatchBoard内部

【 HOZAN P-740圧着工具 】

 BNCコネクタ同士が直角に最短距離で接続される配置にしてあります。外皮側は少しでもインピーダンスが保たれるようニッケル板で気持ちだけシールドしています。右にあるSMAコネクタには、50Ωで終端したワンターンを取り付けて受信機やスペアナ用のピックアップとしています。(この写真ではまだ中央の穴はあけていません)

HOZAN P-740圧着工具

【 完成した Patch Board 】

 ケースの中心を1本のネジで固定しているために、コネクタ接続時にケースを回転することができます。Hi

 

 HAMMOND の 1590WDDBK というアルミダイキャストのケースを使用しました 

HAMMOND の 1590WDDBK

【 当初は壁面に取り付けようと思っていたのですが 】

 ネジ1本で固定できる場所がなくて、こんなところに、、、一番左のラインにSWRメータを挿入しています。 壁付のメータは、ソーラーパネルから充電される非常用DC電源からの出力を監視しています。FT-817NDは常時この電源で動作しています。

パッチボードの高周波特性

未調整のSWR特性

【 ダミーロードのSWR特性 】

 使用したダミーロードは、第一電波工業製の DL50A という M-P 接栓のもので、スペックは
周波数範囲:DC~1000MHz インピーダンス:50Ω  VSWR:1.15以下(DC~800MHz)  1.2以下(800~1000MHz) 定格電力:15W(AVG) 100W(PEAK) と記載されています。 これに M-J BNC-P 変換コネクタを付けています。
未調整のSWR特性

【 未調整のSWR特性 】

 完成直後未調整状態でのSWR特性です。 patch(青)がパッチボートを通してダミーロード接続、direct(赤)は接続ケーブルを介してダミーロード直結状態です。ポートによって若干異なっていますので、調整の余地がありそうです。(コメット製のCAA-500 MarkII使用)

【Tips】

本体にBNCジャック(@100)を16個、接続ケーブル用に圧着タイプBNCプラグ(@318)を8個、コネクタだけで¥4144 ケーブルは手持ちのRG58U 圧着工具はホーザン P-740 を使用、心線も外皮側も圧着なので楽に作業でき仕上がりも上々です。ケースはハモンド製の4,000円ほどの品でギターエフェクタで良く使用されているアルミダイキャスト製です。 Ant-Rig Patch Bord のケーブル加工については前のページをご覧ください。