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アンテナ・リグ パッチボードの制作


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 ケース加工のメモです。( Feb.2018 )

 





リグ4台、アンテナ4台を切り替えるRFパッチボードを作る (3)

Antenna Rig Patch

【 BNCコネクタ穴(Φ9.0)の寸法図です 】

 HAMMOND の 1590WDDBK (52.07x187.45x119.38mm)を使用し、出来るだけコネクタ間を広く、入出力コネクタの中心電極ができるだけ近くなるように配置しました。側面の寸法も同様です。

 

 BNCコネクタ間の接続方法 

HOZAN P-740圧着工具

【 余りにもテキトーでNG 】

 中心導体を囲むようにニッケル板で覆ってみました あまりにもいいかげん!でSWRの改善ほとんど無し Hi

HAMMOND の 1590WDDBK

【 中心導体は電気用のシリコンで被覆 】

 シリコンペタペタとやって乾いたらコネクタのラグに、手元にあった半田吸い取り線を巻き付けてみたら、、、、改善されました。30cmほどの長さが必要で吸い取り線がもったいない!

パッチボードの高周波特性


未調整のSWR特性

【 幅3.5mmのスズメッキ編組銅線を巻き付けました 】

 最終的には幅は3.5mmのスズメッキ編組銅線が、幅も狭く作業も楽でした。価格は・・・???。不要な同軸の外皮でもよさそう。
共通GNDケースでのSWR

【 ケース内コネクタ接続部を簡易シールドした状態 】

 これなら430MHzでも我慢できるかな。(コメット製のCAA-500 MarkII使用)(ダミーロードDL50AはCAA-500に直接接続、CAA-500に使用した変換コネクタは秋月電子品)     
共通GNDケースでのSWR特性

【 測定用ダミーロードと変換コネクタを変更したら 】

 ダミーロードは自作の測定用(1GHz以上までSWR1.0)に変更し、M-BNC変換コネクタも秋月電子の¥200円品から、ロケットなどで売っているちょっぴり高級な品に変更したらコメットCAA-500 MarkIIで見る500MHzまでの領域でSWRは1.0フラットでした。パッチボード完成!     
RFパッチボードの挿入損失

RFパッチボードの挿入損失


【 RFパッチボードの挿入損失 】

 RIGOL DSA815 で測定した RFパッチボードの挿入損失 です。標準コネクタでノーマライズしたのち、RFパッチボードを接続し1.5GHzフルスパンにて測定したグラフです。挿入損失は50MHZで0.08dB、145MHZで0.08dB、435MHZで0.44dB、1200MHzで0.96dBでした。(グラフクリックにて拡大表示します)  
DAIWA CS-201の挿入損失

DAIWA CS-201の挿入損失

【 比較のため DAIWA CS-201A 切替スイッチの特性 】

 DAIWA CS-201A 同軸切り替えスイッチの挿入損失を測ってみました。DC-600MHzの製品ですのでこんなものでしょう。(グラフクリックにて拡大表示します)     

【Tips】
ハモンドのケースについて

 手元にあった HAMMOND の1590WDシリーズには、いくつか異なる製品があります。 1590WDDBK は、写真ように黒色塗装が施され、蓋とネジにはゴム製の防塵パッキンが付属しています。屋内設置には不要ですし高周波的なシールド効果にも不安が残りますので自宅用のものはパッキンを取り除いて使用しています。無塗装でパッキンも不要ならば価格はかなり下がるようです。