車の運転席から消えつつあるけど重要な12V供給源シガーライター
シガーライターのソケットは、車の運転席から消えつつあるけれど重要な大電流12V供給源です。しかし、ここに接続する50W機用の電源ケーブルはメーカーから市販されていません。それは、ここへ車から供給されているラインと挿入されているヒューズの問題とともに、秋葉原などで売られているシガーライター用プラグが大電流に耐えられるものではないからです。60円から数百円の市販品は定格５Aと表記されていますが、作りをみると、、、！？ FT-857DMの仕様では最大14Aとなっていますが、実測したところ50MHzFM及び144MHzFM 50W送信では９Aから10Aでした。そこでここでは、車側は電圧１２Vで１０A以上の電流が供給可能であることを前提に話を進めます。
日米欧対応の自動車用シガーライタ用プラグを探す
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包装には１６A と表示がありますが、これはDIN規格のソケットに挿入した場合（赤色のアダプタを外す）であって、日本車に使われているソケットでは定格８Aになります。 DIN規格のソケットに交換すれば１６A ！ 車を欧州車にするって手もあるけど。 |
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内部結線はこのようになっています。電極部材も大電流と発熱に耐えられるようしっかりした作りになっています。DIN規格のソケットでは、先端がしっかりグリップされるため許容電流は2倍の１６Aになります。
赤色アダプタを装着した日本仕様での許容電流は先端部の接触抵抗から1/2と決めているようです。GND側グリップと先端電極圧力は強いので、しっかり接触していれば10Aでも問題は生じないだろうと判断しました。
さらに無線機での使用では送受信の割合に応じて平均電流は低下しますので発熱も問題にならないと思います。FT-857DMに50Ωダミーロードを接続した状態でALINCOの330MV電源シガーソケットに接続し、50MHzFM及び144MHzFM 50Wにて 連続10分間の送信を行いましたが、シガープラグコンタクト部の発熱はほとんどありませんでした。（室温25℃、電源電圧13.8V電流9A~10A） |
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FT-857DM同梱の６ピンコネクタ電源ケーブルにシガープラグを取り付けたものです。
FT-857Dの電源ケーブルには日本語マニュアルには記述の無い機能があり、コネクタの抜け止めフック側マイナスピンとその隣の空きピン位置の端子をショートするように結線すると、自動的に20W設定になります。このケーブルではこの機能は使っていません。（詳しくは こちら をご覧ください。） |
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【Tips】車のヒューズと部品参考価格
車の室内ヒューズボックスを調べました。SUBARU IMPREZA では、 CIGGAR SEAT/H （シガレットライター、電源ソケット、シートヒーター）で容量２０A のヒューズが装着されていました。シートヒーターを使わなければ FT-857DM は問題なく使えそうです。
シガーライタコネクタプラグ RS品番 2660266 単価 1,472-
熱収縮チューブ RSPRO 562-662 2,197円／1.2m
FT-857D用ケーブル Web調達（写真の品とは異なります） 単価 2,160- 部品合計 3,632- （送料・税 含まず）
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