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ベランダにGP用アンテナアームを付けてみました.メンテナンス時は X6000 を手すり近くまでスイングできます。
【 先ずは調整中の外観をご覧ください 】
144,430,1200MHzのGPをタワーに付けるのはケーブルも長くなるし面倒だ。ロケーションは悪くないので2階のベランダでいいんじゃない? しかし、市販の金具は、アーム長30cm程度で、メンテもやりにくい! というわけでアンテナをベランダから突き出すアームを作ることにしました。 アンテナは DIAMOND の X6000 を、耐風速はアンテナに合わせて50m/secあたりを目指します。(無理かな―)
【 手すりから1mは出したい!】
先ずは、DIYショップでアルミ角パイプ2.0x30x30x2000を購入しました。 4m物というのもありますが、欲張らずにいきます。 写真は仮固定して作業中の状態です。 アルミアングルで上下を押さえでいます。
【 調整中のアンテナ・アーム 】
アンテナ・アームは2階のベランダから突き出す形で設置します。パイプはDIYショップで入手した2mm厚の30mm角で2mの物です。 壁面はベベルサイディングなので平面を出して補強するために10mm厚の栂板に白色油性ペイントしたものを貼り付けました。(15mm厚にしたほうが良かった!)
【 2mのアルミ角パイプを手元に 】
出来るだけアンテナを建屋から離したい、でも保守性を考慮して、安全に作業できるよう工夫する。ということでアルミパイプをスライドしてアンテナを引き寄せる方法も検討しましたが、スライドするゆとりがベランダには無かったので、スイング方式を考えました。
【 2枚の3mm厚アルミアングルで 】
2枚の3mm厚アルミアングルと6mmのステンレスボルトで、スイングアームの支点を支えます。ちょうどいい幅のコの字型の材が無く、アングル2枚に分かれてしまったのですが、改良の余地ありと思っています。下側のアームも同様に支えます。
【 アルミアングル2枚でアームを水平に支えます 】
支点側から1mほど離れた位置でもアルミアングルは2枚を使って、アームを挟み支えます。このホルダーとアームの支点側を支えるホルダーで、アームの水平を維持します。これで支点を中心にアームをスイングすることが出来ます。もちろん支点だけでは支えきれないので、なんらかのサポートが必要になります。
【 支点側のアルミアングル 】
アンテナとは反対側で、アームを支えるアルミアングルは2枚ずつ計4枚、6mmのボルトを支点に回転できるように支えます。アルミ角パイプの角は、回転できるように1/4周分だけ削り落としてあります。
【 X6000 付属Uボルト用のクランプ 】
X6000 に付属しているUボルト用のクランプを、M6のステンレスボルトでアルミ材に固定します。アーム2本の間隔は板の幅に制限されますが、できるだけ広くとれるように、クランプの位置を上下に寄せました。
【 3mm厚のアルミアングルの加工】
これまでの状態では、アームは板に固定されていません。アンテナ・アームを取付版に押さえつけるためのクランプを作ります。3mm厚の30mmアルミアングル3本を26cmに切断し、1本はバンドソーで角を切り落とし平板にしました。3枚をCクランプで押さえ、両端にボルトを通すφ6mmの穴をあけます。平板は取付板とアームの間に挟み隙間をなくすために使用します。アームにも板材にも穴を開けることなく、アンテナ・アームは取付版にしっかり押さえつけられ、アルミ角材のねじれも抑えられます。
【 アームに穴を開けずに 】
このクランプでアンテナ・アームは取付版にしっかり押さえつけられます。アンテナが傾く方向へのアームのねじれに対しても剛性は上がるはずです。アームにも木板にも一切穴を開けずに固定できます。木板厚が10mm、アルミ角材が30mm、アングル2枚と平板で3x3=9mmなのでとボルトは60mmでギリギリです。70mmのほうが良かった。欲を言えば板厚も15~20mmにすれば良かった。
【 試験運用中 】
ケーブルをベルクロで留めて試験運用をはじめました。このGPよりも10m高いタワーにある50~1200MHzのログペリの指向性を合わせた状態と比べ同等の感度が得られているようです。 メンテナンス時は、アームをスイングすればアンテナに手が届くようになります。 写真の太陽光パネルは、毎晩の庭園灯の点灯と無線機用電源に使用しています。