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ここでは18650リチウムイオン電池の保護基板 について扱います。
【3S用保護基板】 18650リチウムイオン電池3S2P用の保護基板です。電池パックに入っていたものを外しました。
【3S用保護基板】 BatterySpace社製3セル用4A保護基板です。サーミスタの接続端子はありません。
【4S用保護基板】 18650リチウムイオン電池4S3P用の保護基板です。電池パックに入っていたものを外しました。
基板上シルク印刷に注目してください。 (B+)(B-)は直列接続したバッテリーの+とーに、(B1)(B2)(B3)は、そのバッテリー間から引き出した線を接続します。(P+)(P-)は、バッテリパックの入出力端子(充放電兼用)となります。
【7S用保護基板】 18650リチウムイオン電池7S4P用の保護基板です。上の保護基板と同様に大電流対応です。
保護基板には、温度検出用のサーミスタや、温度ヒューズも接続されます。 下にセルバランス用の抵抗が7本ついています。セルバランスについては後述します。
重要: 市販されている保護基板は、ほとんどの場合CPUを内蔵しています。そのため電源を接続した際,確実に動作を開始させる必要があります。いままで調査した保護基板では2種類のリセット方法が存在しました。一つは、特定個所を一時的にジャンパーしてリセットするタイプです。もう一つは、保護基板にバッテリーを接続した後、充電電圧を加えることによりリセットするタイプです。前者の場合も含めて、一度充電電圧を加えた後でないと出力電圧が現れません。私も最初のうちは、誤配線を疑って冷や汗をかいてしまいました。
※バッテリーを保護基板に接続する際の順序を指定している基板もあります。また、リセットせずに動作を開始する場合もあります。