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IC-9700用GPSユニットの制作


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 IC-9700に接続するGPSユニットを制作しました。IC-9700側に接続するコネクタは、2.5mmステレオプラグ1本とし、電源GPSユニットに内蔵させたLi-ionバッテリーから供給します。(April2019)

 






GPSユニットに内蔵させる部品です

IC-9700用GPSの部品

【 GPSユニット部品配置 】

 電源スイッチ、Li-ion電池充放電コントローラ基板(ジャンク品パワーバンクより取り外し)、GPSユニット(秋月電子GMS7-CR6)です。これにLi-ion電池が入ります。

 

内蔵Li-ion電池の溶接

【 Li-ion電池の並列接続 】

 Li-ionバッテリーは日立マクセル製3.8V 250mAhを2本並列接続しています。Yokodai.JP製スポット溶接機 HSW-01A を利用して 0.08mm厚のニッケル板を溶接しました。

 

IC-9700のDATA(2.5mmステレオミニジャック)

【 IC-9700側ステレオミニジャックの接続

 GPSモジュールは、GMS6-CR6でも、GMS7でもどちらも使えます。GMS7のほうが消費電流が少なく価格も若干安い!

 図はIC-9700のマニュアルより転載。D-SUB9ピンコネクタ接続の場合、クロスケーブル使用し、ピン2とRxDを接続、ピン3とTxDを接続、ピン5とGNDを接続します。IC-9700の「DATA端子機能はGPS/気象(初期設定)」 ※クロスケーブル使用する点に注意

GMS7

【 GPSモジュールGMS7-CR6とミニプラグの接続

 Pin Number は次の通り
① Ground
② +3.3~6.0V
③ Serial Data in (RS232)
④ Serial Date Out(RS232)
⑤⑥はTLLレベルのため使用しません。

 写真はGMS7データシートより転載。ピン3をφ2.5ミニプラグ(上記IC-9700マニュアル)のRxDに接続、ピン4はミニプラグのTxDに接続します。

GPSユニットforIC-9700

GPSユニット動作中

【 バッテリー動作表示 】

 

 バッテリー動作時は、青色LEDが点灯します。バッテリー動作可能時間は約10時間です。

GPS信号受信中GPS信号受信中

【 GPS受信中 】

 ・GPS信号受信中はケース側面の赤色LEDが点滅します。
 ・IC-9700の画面上に衛星アイコンが表示されます。

GPS情報GPSポジション

【 GPS信号受信中のGPS情報とポジション画面 】

 ・GPS情報画面(左)では各衛星の受信状態が表示されます。
 ・GPSポジション画面(右)では現在位置情報が表示されます。

GPSユニット充電完了

【 バッテリー充電中表示 】

 バッテリー充電中は青色LEDは消灯し、代わりに赤色LEDが点滅します。連続点灯になれば充電完了です。放電停止状態から充電完了までは約1時間です。

【Tips】IC-9700側GPS接続用コネクタについて
 

  

 使用するDATAジャックはGPS接続の他に、「Decode文字列のパソコンへの取り込み」「DVモードの簡易データ通信」「CI-Vコマンドによるリモート制御」「RS-MS1A(Android用アプリ)によるD-STAR拡張機能の使用」「RS-MS3A/Wによる外部ゲートウェイ機能の使用」に使用されます。

 IC-9700の移動運用でGPS以外にデータ端子を使用するとは思えませんが、このジャックだけでGPSを利用するためにGPSユニットに電源を内蔵させました。


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