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 PanasonicのドリルドライバーEZ7420を修理しました。トリガースイッチを引いても、動いたり動かなかったり、調速もほぼNG!故障原因も解りました。私が悪かった。。。

 


PanasonicのドリルドライバーEZ7420のスイッチアセンブリーを修理

 PanasonicのドリルドライバーEZ7420、机の上で常用している小型の充電式ドリルドライバーですが、外工事でワイヤーブラシを回したり、木工をしていたらスイッチが接触不良状態に・・・・分解したのですがスイッチをばらすのは止めて、モノタロウで部品が入手できそうなので注文し一週間待って交換しました。

本体を分解して内部を確認
、 、

EZ7420修理

【スイッチだけの問題と推定】

 スイッチ以外は問題を起こしそうな箇所は見当たりませんでした。スイッチはロック部分の樹脂が弱く分解したら折れるのでスイッチ部品を探しました。モノタロウで ”EZ7420” を検索するとパーツリストが見つかりました。このリストから品番EZ7420K2008 ¥2,490(税別)を注文しました。
https://www.monotaro.com/g/04040315/?t.q=EZ7420


 
EZ7420修理部品

【注文した部品】

 注文した部品はこのような状態で届きました。赤と黒の電源ラインもサンプルが取り付けてあるので間違いようがありません。昔は、USでは部品の供給が義務付けられているのに日本では「代理店に相談しろ」と言って一般には市販しないメーカも多かったのですが、最近は改善されてきました。


 
EZ7420修理

【交換前のスイッチ】

 交換前のスイッチの写真を撮っておく必要があります。部品や、配線の位置を同じように納めないと最後にケースの蓋を締める時に苦しむことになります。

   

感心した部品


EZ7420修理 分解できる電源端子

【分解できる電源端子】
 
 バッテリーからの電源ライン端子と充電制御端子が外せるようになっています。このお陰でスイッチ部が簡単に分離できます。茶色のスイッチアセンブリは、モータとの接続ネジ2本と、下にある電源コネクタの1/2を外せば取り出せます。


大電流は接点で

【大電流は接点切り替え】
  極性反転や、速度制御なしでモータ直結する部分は、半導体制御ではなく、大電流接点を使っています。特に極性反転の仕組みは上手くできています。回転方向切り替えレバーで、写真上部の黒い円盤が回転し、スイッチ本体側にある接点への極性が切り替わります。さすがUS製!?

 

EZ7420修理

【速度制御ボリウム】
 通常のボリウムを使う速度制御では寿命が短いので、多接点のスイッチで固定抵抗を切り替えています。また、右側下の大電流接点は、トリガーを引ききった時にスイッチが入り、速度制御半導体をバイパスするための接点です。


VRでなく多接点で

【故障原因は!】
 私が外部から吹きかけた”キャブクリーナー”で、スイッチスライド部分のゴム製パッキンが溶けて、速度制御スイッチ部に入り込んだ結果だと判明しました。私が悪かった!


組み戻して完成


EZ7420修理

 組み戻して完成しました。スイッチ上部のモータ接続端子の向きに注意してください。


【Tips】金属部品以外にはキャブクリーナーは使ってはいけないことが判りました

EZ7420修理

EZ7420修理

 故障の原因はキャブクリーナによりスイッチのゴムパッキンが溶かされて内部接点を汚したためとわかりました。今後気を付けます。