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リモート運用時の電源制御


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 IC-9700やIC-7600などでリモート局を運用していますが、無線機や部屋の照明などの電源を制御したいと思う場面が時折出てきます。ACやUSB電源のリモコンは2種類あり、専用のアプリケーションが必要なものと、自身にWebサーバ機能を持っているものがあります。私は後者を採用しています。

 






想定しているリモート運用画面

【 IC-7600でFT8・IC-9700で430FMを運用 】

IFZのIC-705一式

 写真はVPNで接続した固定局IC-7600と移動局常置場所IC-9700をリモート運用している画面です。リモート運用では、VPNサーバを定期的にリブートさせています。稀ですが無線機のWebサーバが繋がらなくこともあります。そんなとき、無線機の電源を一度落として再立ち上げをします。

  

  

【 監視カメラ 】

IC-705 電源電圧-RF出力特性

 現在の動作状況は、監視カメラで見ることが出来ますが、この時照明をオンしているのもIP制御の電源コントロールユニットです。実はこのカメラユニットに付いているリレー出力を使って、IC-9700のスピーカユニットに組み込んだ非常用電源のDC出力をON-OFFできるようになっています。

  

  
 iP Powerの実装

【 秋月電子のiP Powerを採用 】

秋月電子のiP Power

 IPでAC100Vをコントロールする機器はいろいろありましたが、秋月電子で売られているIP Power 9223K-D を採用しました。ケースは手元にあった在庫品です。(放熱器の必要はない!Hi)

【 基板の動作に必要な12Vの電源 】

秋月電子のiP Power

 基板の動作に必要な12Vの電源は、不要になったACアダプタを利用しています。

【 LED表示 】

秋月電子のiP Power

 リレーのON状態を示すLEDは基板上にありますので、束線用のビニル紐で導光してパネルに表示させました。基板には1.5mmの穴をあけたクッション材を貼り付け摩擦で固定していますので、必要な時にパネルを分離することができます。

IP Power 9223K-D を採用した理由

【 IP Power 9223K-D を採用した理由 】

IP Power 9223K-D

 時間をかけて検討したわけではありませんが、
(1)中身が見えない製品は使いたくなかった。
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-06486/
同梱CDには、ネットワークに接続されたIP PowerのIPアドレスを見つけるソフトと取扱説明書(英文)あります。ON-OFF制御は全てブラウザからできます。タイマーもセット可能です。
なお、この説明書の末尾には、「http://192.168.1.3/Set.cmd?cmd=setpower+p61=1」で、アプリケーションを介さずに直接制御する情報もあり。
(2)サポート情報が入手可能な品を選びました。

https://www.aviosys.com/products/9823gp.html
メーカのページ

【 AVIOSYSのページでは 】

IP Power 9223K-D

 https://www.aviosys.com/products/9823gp.html 9223K-Dという品番はありませんでしたが、9823GP(後継機?)があります Android APP -- Please Google Play input "IP Power" search download iOS APP -- Please Apple App Store input "IPPOWER" search download とあるとおり、iPhoneからコントロールするソフトも存在し動作します。


【Tips】

現在のコントロールページ設定

ANKER PowerCore 10000mAh PD

 リグ付近の照明とIC-9700非常用電源のAC入力を制御しています。