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携帯電話の充電に広く使用されているモバイルバッテリーをIC-705で利用するには何に注意すればよいか調べてみました
【 IC-705電信・電話バッテリー10W運用構成 】
IC-705は、FT-817/818よりIC-7300をKX3風に小型化したマシンのように思え、KX3より進化しバンドスコープ(古い表現!Hi)とバッテリーパックを装着、ユーザインターフェースも洗練された魅力的なマシンです.マイクはノイズキャンセルのBluetoothのヘッドセットが似合っています。 Shop6502のUSB-Cto15Vアダプタを使用することで携帯電話用のモバイルバッテリーで10W運用が可能です。
【 IC-705 電源電圧-RF出力特性 】
付属のバッテリーはリチウムイオン3.7Vの2直列で標準7.4V、放電下限は6.2Vでこれより低下すると「ローバッテリー」となります。満充電は8.4Vで充電を停止します。外部電源には13.8V±15%が許容されています。15.6Vを超えると HI Voltage 表示が出ますが、15.9Vでも送信可能でした。送信時は約2.3A流れますので出力2Aしかないパワーバンクだと送信は5Wに制限されます。 DAIWAの通過型電力系SX-600とダミーロードにて測定
【 外部電源によるIC-705の電圧表示 】
外部電源12Vで充電中
USBケーブルで充電中 、手元のパワーバンクからUSB-Aで充電しましたが1A程度でした。規格を選べば2Aまでいけるのかも
【 付属バッテリー電圧低下時の表示 】
付属のバッテリーが6.2V以下になるとローバッテリーを常時して電源を落とします。
【 バッテリーはハンディー機用が付属しています 】
IC-705付属のバッテリーは7.4Vで1880mAh 14Whです。軽量化のためにこのクラスにしては小さいので、皆さん、この後発売予定の大容量バッテリーに期待を寄せている事でしょう。
【 USB-C対応のバッテリーでも 】
写真のものは、ANKER PowerCore 10000 PD で 私がTH-D74で愛用しているものです。USB type-C PD で15Vが出力可能でTH-D74もFT-817NDも5W運用が可能ですが、電流は1.2Aしかとれません。IC-705 の充電はできますが、10W出力時には 2.5A必要ですのでお勧めできません。 過去に評価したRAVPOWER Super-C Series 26800mAh Portable Charger type-C +iSmart2.0 は15V2Aですが2.5A流せてIC-705で10W可能でした。2020.06.24追記
【 USB-C PD で 15V 3A 出力を選択! 】
写真のものは、RAV Power PD 20000mAh 60Wは無負荷電圧15.4VでIC-705が HI Voltage 表示になることのなく期待通り10W送信可能でした。容量は付属のバッテリーの4.2倍の60Whあります。 2020.06.24時点で、これがベストかもしれません。
【 IC-705の外部電源ケーブル 】
IC-705の外部電源ケーブルはコネクタが外径5.5mm内径2.5mmのものです。普通は内径2.1mmの品が使われていますが、、、