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ベランダ設置のローテータ


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ベランダを傷めることなく設置する 10G&5G パラボラアンテナ用 ローテータ

 
  

5Gと10Gパラボラを180度向きを変えて設置

1.2G八木SWR ローターコントローラ表示
 

 ベランダに10G と 5G のパラボラアンテナをローテータで回転できるように設置し運用テストを開始しました。アンテナもローテータも建屋にねじ一本も使用せず固定し、ベランダ内の限られたスペースに2本のアンテナを360度回転できるようにして、ベランダでの作業空間を確保しています。 勿論、電波を出すのは視界が開けた180度だけすが Hi 180度回してもう一本のパラボラを動作させます!

5.6G & 1.2GYagi

1.2G八木SWR ラジコンサーボ ANTコントローラ
 

 IC-905 に CX-10G と AH-109PB をベランダに仮設置したのが今年の1月ですから、約10カ月、ほとんどオンエアもせずにアンテナは風雨に曝されていました。購入した状態のまま設置しましたが、アンテナ部品の一部に錆が出ていましたのでお知らせします。セミリジッド、パラボラのステンレスステー溶接部などの錆びを取りクリア塗装を施しました。

5.6Gホーンと1.2G八木ANT

5.6Gホーン ANT   5.6Gホーン ANT
 

 購入したYaesuのローテータ G-450ADC は、24V直流駆動で、4線式のケーブルを使用します。(古い機種やACモータタイプでは5芯とか6芯)コネクタは七星科学研究所の NJW-207-PF10 で、モノタロウで購入しましたが一般的に売られている品でした。また、コントローラ側のコネクタは、日本圧着端子製造(JST)製ELP-06V(ピンはLLM-41T-P1 3E)で、これも汎用品でした。完全に適合する事を確認しました。え?何でこれが必要?まあ、興味本位です。

ローテータ コントローラケーブル

ローターコントローラ表示
 

 Yaesuのアンテナロータケーブルの配線経路変更のためコネクタハウジングからピンを取り外す必要が生じました。ピンを抜くための工具はピストン式の工具が有名ですが、手元には安物の汎用品しかありません。口径が近い品でもぴったりではないと抜けません。そこで歯でパイプを噛んで少し潰したところ上手く抜けました。<注意点>ピンの抜け止めが僅かに緩くなっていますので若干広げることで抜け止めがしっかり機能します。この作業に失敗して飛行機が墜落した事例がありますので注意してください。原則としてピン再利用禁止!交換です。<価格情報>日本圧着端子製造(JST)ELシリーズ ハウジングELP-06V(10個)¥263 コンタクト LLM-41T-P1 3E (100個) ¥637 税込

5.6GHz ANTコントローラ

5.6GHz アンテナ製作 5.6GHz アンテナ製作
 

 IC-905RFユニットはベランダに設置したロッカーに置き、120mmのスエールファンで強制空冷しています。また、バッテリーモニタ―のLCDディスプレーからはIC-905のRFユニット温度をシャックから監視出来るようにしました。

IC-905コントロール医ケーブル延長

5.6GHz アンテナ製作 5.6GHz アンテナ製作

※※※ 接続コネクタの選択 ※※※ 

 

 IC-905付属のコントロールケーブルが短いのでケーブルを5m延長してみました。今回は屋内で中継しましたが屋外で接続するならば、防水型のジョイントを使用します。これはプラグがついた状態のケーブルでも使用できます。なお、ケーブルは耐候性のあるPOE対応の品を選択しています。




ローテータとアンテナマストを支える仕組み

ラジコンサーボで5Gアンテナ ラジコンサーボで5Gアンテナを振る

 

 ベランダの天井に接する天板は、1mmm厚のアルミ板の端を折り曲げて強度を上げた品を2枚背中合わせにしてYaesu GS-050ベアリングをφ50mmt3mmアルミパイプに取り付けました。

 Yaesu G-450ADCローテータは、5mm厚のアルミ板2枚を使って、高さ調整機能付き ローター基台を作りました。下の板は無加工でベランダの防水シートを気づ付けないように敷きました。上の板には、10mmの穴をあけて付属のボルトでローテータを固定しました。また、6mmのタップを8か所にたて、下の板との間隔を調整してローテータとポールを天井に押し付けて天井・床を傷つけないようにして固定しています。




【Tips】

 「IC-905を購入したけれど、何にも聴こえない、CQを出しても誰も応答してくれない」。「常置場所のロケーションが悪いので、山へ移動しての運用しかできない」。そんな声が聞こえてきます。一方、「山岳反射やビル反射、ダクト、回折で以外にQSO出来ている」という声もあります。IC-905発売されてからSHF運用が劇的に増えたとはいえ、高額機器であることから固定からの運用局数は多くはありません。しかも、ゲインの高いパラボラアンテナは指向性が鋭く4度ほど、となるとCQが届く所も限られています。そこで私は「ソミーの部屋」で運用状況をお知らせするとともに出来るだけ頻繁に発信する事にしたいと思っています。