ソミーの部屋(入口)メインタイトル標識

工作室 DIY ルーム標識

ベタベタになったラバーコーティングの除去


ページ 1 / 1
前ページへのジャンプボタン 次ページへのジャンプボタン

 ベタベタになったラバーコーティングを剥がす方法は、Webで「ラバーコーティング 剥がす」を検索すればたくさんヒットします。ここでは実例を一つ紹介するに留めます。(June2017)

 






ラバーコーティング除去のために必要な薬品

【 いろいろ試したけれどエタノールが 1番 】

 Webでは、無水エタノールを推奨しているところが多いのですが、ベタベタ状態の進行具合によって対処方法も異なるようです。

<NG情報>①爪でこする・・剥がせるが非効率 ②プラ板でこする・・爪と似たようなもの ③ナイロンタワシ・・ダメ ④グラインダーにバフ・・プラまで無くなる ⑤サンドブラスター・・・もってない というわけで物理的剥離作戦は惨敗

 やはりアルコール! 消毒用のエタノールをティッシュペーパーにしみこませ、色落ちが少なくなるまでふき取れて下地のプラスチックが露出してくるようであれば簡単にラバーコーティングは落とせます。

【 ベタベタは軽症か重症か 】

 (1)軽度ベタベタの場合、ラバーコーティングの表面が少々劣化しているが、下のコーティング層はまだ生きている。

 (2)重度ベタベタの場合、劣化が進行しラバーコーティング層全体が劣化している。

 1の場合、アルコールでふき取ってもラバーコーティング層がしっかり残っているので、それを除去するために無水アルコールに加えてタワシなどを使って物理的に除去する方法がとられているようです。

 2の場合、幸か不幸か、消毒用のアルコールでも比較的簡単にベタベタをふき取る事ができます。

 ※1の場合、可能ならもうしばらく放置して2の状態になってから作業するほうが楽そうです。

【剥離するためにケースから部品を外します】

 特に、透明フィルムや電子部品など、影響を与えそうなものは外しました。

 ところで、私の手元にある、IBM ThinkPad TP-701は、ベタベタが進行してプラスチック本体のほうまでグニャグニャになってきました。これはWebで言われているラバーコーティングの加水分解だけでなく、プラスチックの可塑剤のなぜる仕業かと思います。

 

塗装の剥離とともに消えた文字を入れなおす

【 仕上げはテプラで文字を 】

 

 ティッシュペーパーに消毒用のアルコールを含ませて拭き取っては捨て、拭き取ってはすて、、、きれいになったら、文字を入れます。

 他社のテープライターにあるかどうか知りませんが、テプラには「透明地で白インク」のテープがあります。テープ幅は限られますがこれで自分のイメージでデザインもできます。敬意を払い元の型番を入れて、修復完了! 

※実験で使用した品は、秋葉原で500円で購入した周波数カウンタでトーン周波数もでます!


【Tips】

 さらにベタベタが進行しても、長年触らずに放置すると再度固化していい感じになるといううわさも友人から聞きました。本当かどうかご存知の方メールください。




ページ 1 / 1
前ページへのジャンプボタン 次ページへのジャンプボタン