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「コンデンサが容量抜けのためスイッチング電源が動作しなくなった」「電解コンデンサは長年使うと容量が減る」「コンデンサを交換したら直った」などという話をよく聞きます。そこで本当に容量が減少しているのかどうか、不良交換して故障が治ったという不良コンデンサを測定してみました。
計測器は、日置のLCRメータ、ケルビンクリップを使用し、周波数は5kHzです。
Cs表示が容量で、確かに額面の68μFより減っていますが、コンデンサ容量としては全くダメというほどではありません。
ところが、Rsと表示されている内部抵抗は3倍以上の開きがあります。どうも、ここが回路の動作に大きな影響を与えているようです。
ここでの結論
コンデンサとしての容量はあっても、内部の抵抗が3倍になっているというところでしょうか。 これでは基板を目視しても不良は判らない(^^)/