修理・自作 ルーム Do It Yourself ⑬


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廃棄エアコン室外機のファンで作る「換気扇」

<御注意>本例は2つの問題があることを、あらかじめお断りしておきます。一つめは、室外機のファンを入手する際の問題で、間違ってもフロンを大気中に放出する事の無いよう、エアコン業者の手を借りてください。もしくは、既にフロンを回収してある室外機から取り外すようにしてください。 2つ目は安全性の問題です。室外機のファン形状は清音性と風量を考慮した設計になっており、プラスチックとはいえ羽の周辺はかなり鋭利です。子供が触れる可能性があればもちろんのこと、大人でも誤って怪我をするおそれがありますので、写真には有りませんが、防護ネットなど、安全策を講じる必要があります。さらに、屋根裏換気ファンでは、空気抵抗のため、モータに負担がかかり、かなり発熱する場合が有りました。私の場合は、5年以上使用して問題は出ませんでしたが、発熱による火災発生などということにならないよう、温度ヒューズを入れるような対策を講じた方が良いと感じました。それほどモータが高温になっていたということです。

1台目は「焼き肉ファン」です

 夏場は、庭先でささやかな「焼き肉パーティー」をやるのですが、冬場や雨の日は、室内でやることになります。この時に活躍するのが、この「焼き肉ファン」です。木枠のデザインが気に入っています。


 使い方は、簡単で、窓際に置いて、煙を吸い出します。子供も大きくなったので、今はこの状態で使用しています。モータの上に付いている黒い小箱のようなものは、進相用のコンデンサーです。

 トライアックによる調速装置を取りつけています。

2台目は「屋根裏換気扇」です


 2枚の合板をジグソーで丸く切り抜き、垂木で間隔をあけた空間に、0.2mm厚の銅板をリング状に貼りました。手元に銅板が豊富にあったため銅板を用いましたが、カラー鉄板で充分でしょう。


 これを屋根裏の換気ガラリの内側に、木ねじで固定して使用していました。これは7年を経過したので、点検のために外した時の写真です。モータの固定は垂木でしたので、モータの発熱のために焦げているかと思ったのですが、強制空冷のせいか、変色もありませんでした。でも、本当に火事の心配をするほど熱くなっていましたので、人目の届くところで使うようにしました。
 
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【Tips】

 エアコンの室外機のファンは、回転しているときは自身を空冷しているのでモータの発熱も多いのでしょう。本当に火事の心配をするほど熱くなっていましたので、人目の届くところで使うようにしたほうが良いと思います。