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自作派ハムのウィルス対策


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紫外線殺菌灯の利用

 ウィルス対策のために玄関に殺菌灯を設置しました

 






紫外線の光源の選択

実用型テスト機2

【 これは不適 LED 】

実用型テスト機2

 その昔、台所の流しの下に、10Wの紫外線蛍光灯を設置して、ドアを閉めると包丁や俎板(※注)、布巾などを一定時間照射するようにしていました。もうLEDの時代でしょということで紫外線硬化樹脂用に購入していたLED(写真は信越の3Wタイプ)を検討しましたが、価格の割に光源は弱く波長もUVAと呼ばれる領域の 365nm で これでも皮膚に日焼けを起こしますが、殺菌力の強い UVC と呼ばれる200~280nm の波長からかなり離れています。市販のLEDタイプはほとんどこれで、至近距離から長時間照射してマスク程度を殺菌するのがやっとではないでしょうか。そこで蛍光管タイプを採用することにしました。 ※俎板(読み:まないた 神保町から九段下に向かう靖国通りにかかっている日本橋川にかかる橋の名前は俎橋)

  
紫外線蛍光管の設置位置
紫外線蛍光管

【 パワーも強く直視は危険 】

紫外線蛍光管

 蛍光管タイプのUVランプを購入する場合気を付けなければならないのが、間違ってディスプレイ用のブラックライトを購入しないことです。プラックライトは眼に有害で殺菌力のある紫外線を遮断する黒色塗料が塗布してあり、当然殺菌力もほとんどなく、ディスプレイ用です。

E26タイプの紫外線蛍光管

【 E26 口金タイプもあります 】

紫外線蛍光管

 白熱電球のソケットで使用するE26タイプの紫外線殺菌灯もあります。どちらも石英ガラスを使用してUVCクラスの紫外線を強力に照射可能です。こちらの方がコンパクトですが、7W しかないので直管タイプをおすすめします。このランプの点灯状態はこちら(別ウィンドウで開きます)

  
扉を閉めて、人がいなければ点灯

UVライト用のタイマー

【タイマーで点灯時間決定】

UVライト用のタイマー

  通常の照明は人感センサーを使用して自動点灯させますが、紫外線ライトは人と感知して消灯させなければなりません。しかも、点灯後は、一定時間が経過したら消灯する必要がありますし、再度、人を感知した時は遅滞なく消灯しなければなりません。しかし、市販でそのように動作する人感センサーはありません。

【 既存のコンセントに増設】
 他の用途で設置していたコンセントに、ボックスを増設する形でパナのワイドシリーズのタイマーを使う事にしました。スイッチをタッチすると、任意の時間、ランプを点灯することができます。既存の壁埋め込みコンセントの上に被せて設置するので、壁内の配線変更は不要です。しかし、パナのこのシリーズはスイッチとコンセントを並べる考えはないらしく、写真のレイアウトは市販のパネルでは不可能でした。そこで今までのサイズの2連パネルの左側をワイドシリーズ用に大きく開ける加工をしました。

 人感センサー・消灯タイマー

タイマースイッチと紫外線ランプ

完成したタイマースイッチと紫外線ランプ

タイマースイッチと紫外線ランプ

 照明用の人感センサはいろいろ市販されていますが、人が近づくと消灯し、いなくなると点灯する。そして点灯後一定時間たつと消灯するというような品は、市販品ではありませんでした。人感センサーとドアスイッチの設置は先送りにします。
 紫外線ランプが点灯している時、室内に人が入る前に消せばいいし、ランプを直視する位置に人間はいないので、とりあえずこれで運用しています。

【注意】このタイマー出力と紫外線蛍光灯の間に、ドアスイッチを入れようと思っている方は次の点に注意してください。このスイッチは無負荷ではON状態にならないのです。つまりドア内側にこのスイッチを設置した場合、ドアを開けた状態ではスイッチを操作してもONにならないという事です。数Wの電球を付けておけばオンできます。(私はドアスイッチを付加しています。)

  

 7Wのランプは物干室へ

7Wの紫外線ランプ

洗濯物の殺菌に紫外線ランプ

7Wの紫外線ランプをサンルームに設置

 7Wの紫外線ランプは、物干場に使用しているコンサバトリー(サンルーム)に設置しました。台湾で購入してきたリモコンスイッチをスイッチボックスの中に仕込みました。洗濯物の殺菌にと考えたのですが、テスト点灯したら、意外にも室内で干してあったスライスした玉ねぎの匂いがきれいさっぱり無くなりました。7Wでも結構効くようです。Hi

  

【Tips】