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実践的18650リチウムイオン電池の使用法

 
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18650リチウムイオン電池の寿命と日常管理

 18650リチウムイオン電池の寿命と日常管理により寿命が伸ばせるかについて





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18650リチウムイオン電池の寿命と日常管理 方法について

 メーカ資料によると、CC-CV充電を行った後、定電流放電で規定の終止電圧まで放電させ20分休止した後これを300回繰り返した状態で、容量が初期の3/4に減少しています。これをもって一般的に300回充放電可能と称しているようです。
リチウムイオン電池の寿命特性をメーカー資料よりいんようしています。

 
(出典)http://industrial.panasonic.com/www-data/pdf2/ACA4000/ACA4000CJ252.pdf

 ところで、電池寿命を縮めている一番の要因は何だと思いますか?それはメーカーが、リチウムイオン電池の使用・保存方法として示しているところにヒントの一つがありました。 保存時は容量の50%から60%で保存するよう指定があります。言い換えればこの状態は電池が(実用上)一番傷まないポイントなのです。 二つ目のヒントはトヨタのプリウスにありました。私はプリウス20に5年乗りましたが、その間電池の劣化は全く感じませんでした。 この原因は、「満充電にしない」「放電終止電圧まで下げない」どころか、(正確には知りませんが)先ほどの容量の50%から60%の領域前後の狭い範囲でしか使っていないようなのです。容量こそ極端に少なくなってしまいますが、そのように使えば長期間快適に使えるということです。プラグインプリウス(こちらはリチウムイオン電池です)にも乗っていましたが、バッテリーだけでしっかり走るよう設定されていますので、使い始めて半年くらいバッテリー走行26km/L以上から20km/L程度まで一気に低下しています。その後の変化は少なく、箱根山を降りてもバッテリー満タンとならないでちゃんと充電を続けてくれます。プリウス20では、回生によりバッテリーがすぐに満充電でした。 
 このプリウスPHVには3年程乗りました。3年後(走行2万キロ程)には18km/Lほどになりました。その後プリウスPHVは友人の手に渡り、1年間に10万キロも使われたあとは使用不能となりバッテリー交換60万円 !!!   

【リチウムイオン電池の危険性と事故】

 アマチュア無線のブログでは、自ら確かめたわけでもなく、事故報道から危険性を訴える記述を多く見かけます。まず、私がその昔、簡易な実験ですが確かめた事をお話します。①日本製の生セルに釘を打ち込む。②日本製の生セルに交流100Vをダイオードブリッジで整流した脈流を印加した。
①は何も起きませんでした。②は2分後にボンと音がして安全弁が飛びました。

  日本製の18650は、(大電流用のヒューズ無し品を除いて過電流保護もあり)内圧が上がれば安全弁も開きますので、爆発することはまず無いと思います。某隣国製の安全弁は、見かけだけのプラスチック板なので安全弁としての機能は期待できません(という専門家の話を聞いたことがあります)。


 



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【Tips】