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FT-817 / KX3 用 内蔵Li-ion電池 の改良


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FT-817 / KX3 用に設計したリチウムイオンバッテリーを小型化しました。全長が約10mm短くなり、厚みもわずかに薄くなりました。

 






KX3で充電を開始するための条件と充電を中断した場合の動作について

KX3内蔵Li-ionバッテリー充電グラフ

 以前は、日立マクセルの3.7V 1620mAh(保証容量1550mAh)のセルを並列にして3240mAhとし、これを3ユニット直列にして11.1V(35.9W)を得ていました。今回、日立マクセルの3.8V 3200mAhのセルが入手できましたので、3枚構成で11.4V(36.5W)のバッテリパックを作れるようになりました。全長が10mm短くなったため、FT-817への装着も、楽になり、かつ、で若干電圧も上がったのでハイパワー運用可能時間も伸びました。写真はポリエステルテープを巻く前の、カプトンテープにて絶縁処理を行った状態で撮影しました。

セルの厚みは同じですが、コンパクトに組めるようになりました

KX3内蔵Li-ionバッテリー充電グラフ

 以前のモデルは、セル6枚構成(2枚並列し、それを3セット直列)でしたが、新モデルは以前のセル2枚分の容量があるセルを採用したために3枚構成になっています。セルの変更により、全長は写真のように10ミリ短くなりました。 セルの厚み自体は変わらないのですが、構成が単純になったため、3枚重ねたときの全体の厚みは、保護テープを巻いた状態で0.2~0.5mm程度薄くできました。 実は要求を満たすセルを見つけて、それを入手することが一番難しいのです。バッテリー保護基板も、バッテリーパックのサイズに合わせて生産を委託しています。

【Tips】