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修理・自作 ルーム Do It Yourself ⑰


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「子供用電動車いす」を大人が使えるようにする

友人から、「子供用の電動車いす」を譲り受けました。腰掛け部分の幅は30cmと狭く、そのままでは大人が腰掛けることはできません。

最初は電動ホイールのみ利用しようと思いました
WheelChairParts

車輪と駆動装置一式を外し、新たに車いすを作成することも考えました。 しかし、フレーム素材の調達や溶接は、簡単ではありません。

駆動系の取り外しは、普通のレンチやドライバーを用いて、簡単にできました。しかし、実用になるフレームを作成するには、アルミパイプの曲げ加工や、溶接が必要になります。これは素人向けではないので、今回は、分解しないで、既存のフレームを生かすことにしました。 

改造方針

wheelChairアームレスト部

駆動・制御系はYAMAHA製です。今回の依頼者は、限りなく健常者に近い障害者なので、アームレスト部分を切断削除することで、腰掛け部分の幅を確保するようにしました。

改造前の腰掛け部分の幅は、30cmでした。左の写真では取り外してありますが、アルミニウム・アームレスト部分の上に布張り木製のパッドがありました。これをディスクグラインダーを用いて切り取り、ヤスリでバリを取った上、エポキシ樹脂でコーティングしました。
wheelChair_Photo2

アルミパイプとアルミ板部分を切り取って確保できた幅は、38cm、普通の大人ならばなんとか収まります。

アームレストが無いので、若干姿勢が不安定になるのと、側板がないので、上着の裾に気を配る必要がありますが、今回の利用者は、それほど問題は無いようでした。

完成 

wheelChair3_photo
【Tips】