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エアコンの設置と修理

 日本ではエアコンの設置工事をDIYで行う人は本当に少ないと思います。その理由は、購入と同時に工事を手軽に依頼できる量販店や町の電気屋さんの存在です。決して安くない商品ですから、激安店で購入して、量販店の半額以下で入手しても、工事に失敗すれば元も子もなくなります。この工事の最大の難関は、高圧ガスパイプの配管工事であり、真空ポンプや真空ゲージといった、エアコン工事の他には役に立たない専門工具の使用です。ガスが漏れているのではと疑うと、ガス検知器まで購入するはめになります。高圧ガスパイプの配管工事はリスクを伴います。結果も保証できません。自己責任でお願いします。

必要な工具
 ペンチやドライバーといった一般的な工具の他に、少なくとも、①フレアツールキット②チャージングホース③コントロールバルブ④真空ポンプ⑤真空計⑥トルクレンチが必要です。また、ホールソーもないと壁に穴をあけることができませんし、フロンガスを充填するならば重さを量る計器も必要です。これらの工具を揃えるには、家庭用の大型エアコン1台分のお金が必要です。友人でお持ちの方(そんな方はあまりいないと思いますが)から借りられるなら、その方が良いでしょう。また、ゲージやポンプは使い方を誤ると損壊する危険性もありますので、趣味でエアコンまでいじろうとする方は結局、工具一式を購入することになるのでしょうね。

 エアコンには2本のガス配管があり、細いほうが高圧、太いほうが低圧側です。この銅パイプとエアコンを繋ぐのにフレア加工技術が必須です。このフレア加工と締結こそエアコン工事のキモと言えます。

 エアコンには必ず工事施工説明書が添付されており、その指示通りに工事を行えばよいのですが、そのには、専門家ならば当たり前の知識や、勘所があり、全く経験のない素人がいきなり挑戦しても成功する確率は低いのではないかと思います。

 まったく不可能かというとそうでもありませんが、この説明書の一部をご覧になって、難なく理解できない方は専門家に工事を任せたほうが良いと思います。

 

 

 少なくとも1度は、慣れた方と一緒に、工事をするか、一部始終観察しながら勘所を教えてもらうことをお勧めします。このページでもなるべく伝えたいと思っていますが、私も専門的な教育を受けたことのない素人ですから、適切でないこともあろうかと思いますので。

結合面に極少量のコンプレッサオイルをつけるのはいい。しかし、「ナットとフレア外側にオイルを塗ってはいけない。滑りが良すぎて締め付けトルクが正常に測れない。」確かにトルク測定の問題は有りますが、ナットとフレア外側にオイルを塗ることによって別の問題を回避できるように思います。(あとで触れます)

必要な工具


 フレア加工に限って言えば、このフレアツールをどう扱ったならば、据付説明書の通りの仕上がりが得られるか・・・ここが説明書には書かれていない事なのです。


 この項は書きかけです

 この項は書きかけです


 ガスを充てんする時には、ボンベごと重さを量る必要があります。体重計という手もありますが、正確に測るには専用の重量計が必要です。


 この項は書きかけです


 

   

必要な材料(エアコン本体は除く)


① 配管キット・・・純正のものがベストです。DIY店でも入手できますが、フレアナットの精度があまく、締結時に注意しないと銅管のフレア部とナットが正対せず斜めになってしまう場合がありました。フレア締め付け時には当然注意すべき場所なのですが、エアコン側のフレアを傷めてしまうとやっかいなので気をつけてください。


化粧配管カバー ・・・ 私の場合の失敗例は、ダイキンの換気機能付きエアコンを設置したとき、従来のカバーでは配管を収められなかったことです。換気用のチューブが太く、造作の貫通孔も少し大きめが作業しやすいようです。

 

   

室内機の工事


エアコン用コンセントは既設として

①取付位置の確認

②壁に貫通孔をあける

③室内機取付金具の固定

④低圧ガス、高圧ガス配管の接続

⑤ドレインパイプの接続

⑥室外機への電線接続

⑦配管・線の養生

⑧室内機の固定

   

 室外機の工事


①低圧ガス。高圧ガス配管の接続

・パイプに無理な力が加わる配管状態でないか

・フレア面が正しくきれいに成型されているか

・配管内にゴミが入らないよう配慮していたか

・締め付け直前にパイプとコネクタの心がでているか

・トルクレンチの値は正しいか

・トルクレンチの使用方向は正しいか

②サービスポートにコントロールバルブを接続


③マニホールド、真空ポンプの接続
・各バルブの位置は正しいか

※コントロールバルブは、保管時にも要注意です。まるめて箱にしまわず、壁にぶる下げておくようにしてください。

 

   
【Tips】

 こんなことは滅多にないでしょうが、購入したトルクレンチ締め付け方向の矢印が反対向きだった事がありました。レンチの不良に気づかず、室内機側のフレアナットをねじ切ってしまいました。へんな角度だなとは思ったのですがまさか・・・・・

【工事の失敗談】

今回は、ダイキンの「うるるとサララ」というキャッチで販売されているエアコンを取り付けましたが、加湿ホースが予想外に太く、通常の化粧配管カバーに収めることが出来ませんでした。配管のまとめ方が工事施工説明書にあるのですが、無視してかかったのが失敗の原因かと思いますが。