 |
転写テープが切れ、こんな状態で出てきた経験は、テプラユーザなら必ずと言っていいほどあるのではないでしょうか。 |

|
テプラカートリッジ内には、2種のテープがあります。1つは写真で青く見える剥離紙を伴った粘着テープです。そしてもう一つが、今回問題を起こしている、熱転写テープで、写真では黒く見えています。このテープは、白いスプリングワッシャが載った供給側のリールから繰り出されて、その左下に見えるリールに巻き取られます。このテープパスの中で、テープにゆるみが生じていると、印字後のテープに転写テープが引きずられ、テープ切断時に、転写テープまで切断されてしまうようです。 |
 |
カートリッジ分解時、最初にやる作業は、ラベルの切断です。 |
 |
そして、右の写真の部分から開き始めるとよいようです。この部分の勘合用ポストは圧入されただけで接着はされていませんので、比較的簡単に開き始めることが出来ます。 |

|
一度、離れた部分は、何かを挟んで、しまって閉じてしまわないようにします。
|

|
やっかいなのは、カートリッジ中央部を止めている勘合ポストの剥離です。ここは、圧入されただけでなく、接着剤で留められているようで切断する以外に剥離させる方法は無いと思います。 |
 |
写真で白く見えているのが勘合部の突起を切断した痕です。少しずつプラスチック部を広げていくと切れますが、カッター刃が入ればその方が早く切れます。この作業では、勘合用のポスト部分以外に与えるダメージを出来るだけ少なくすることが肝要です。 |
使用済み側の熱転写テープを見ると、今まで印字した内容がしっかりわかります。謄写版の廃棄原紙から試験問題を・・・・(^^♪ のようにならないよう気を付けましょう!